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アラミド繊維補強と樹脂注入のどちらが基礎のひび割れ補修に最適なのか?工法を専門家が徹底解説

住宅基礎のひび割れ補修方法を比較したイラストで、左側はアラミド繊維シートを貼り付けて基礎全体を補強する工法、右側はひび割れ内部にエポキシ樹脂を注入して接着・補修する工法を対比して示している

「基礎にひび割れがあります」と言われても、
それが危険なのか、すぐ直すべきなのか、様子見でいいのか――判断に迷われる方は非常に多いです。

さらに、業者によって
「樹脂を注入すれば大丈夫です」
「アラミド繊維で補強しないと意味がありません」
と説明が分かれると、不安は一層大きくなりますよね。

結論から申し上げると、
アラミド繊維補強と樹脂注入工法は、そもそも役割が異なる工法です。

高い・安い、良い・悪いではなく、ご自宅の基礎状態に合っているかどうかが最も重要です。

この記事では、一戸建てをお持ちの方に向けて、
基礎補強の現場に携わる専門家の視点から、
両工法の違い・選び方・注意点を分かりやすく解説します。


目次

アラミド繊維補強と樹脂注入工法は何が違うのですか?

結論:この2つは「接着」か「補強」かという、目的がまったく違う工法です。

樹脂注入工法とはどんな基礎補修方法ですか?

樹脂注入工法とは、基礎コンクリートのひび割れ内部にエポキシ樹脂などを注入し、割れた部分を再び一体化させる補修方法です。

住宅基礎のひび割れ部分に専用注入器を使ってエポキシ樹脂を注入し、コンクリート内部の隙間を充填・接着して補修している様子を示したイラスト

主な目的は以下の通りです。

  • ひび割れからの雨水・湿気の侵入防止
  • コンクリート片同士の接着・固定
  • 劣化の進行を抑える延命処置

つまり、現状回復型の補修であり、
基礎そのものの耐震性能や強度を高める工法ではありません。
※基礎補強ではありません。


アラミド繊維シート補強とはどんな基礎補強工法ですか?

アラミド繊維補強とは、非常に高強度な繊維シートを基礎表面に貼り付け、樹脂で固めることで基礎全体を面で補強する工法です。

ひび割れた住宅基礎に対して、下地処理、プライマー塗布、アラミド繊維シート貼付け、表面保護仕上げまでの補強工程を段階的に示したイラスト

アラミド繊維は、

  • 鋼鉄の約5倍の引張強度
  • 軽量で劣化しにくい
  • 橋梁や航空分野でも使われる素材

といった特性を持ちます。

この工法の最大の特徴は、
ひび割れを直すのではなく、「割れにくい基礎に変える」点にあります。

特に、鉄筋が入っていない「無筋基礎」住宅では、耐震性向上のために非常に有効です。


費用・工期・耐久性はどれくらい違いますか?

結論:費用は樹脂注入が安価、耐震性・安心感はアラミド繊維が上です。

両工法の違いを表で比較するとどうなりますか?

比較項目樹脂注入工法アラミド繊維補強
主な目的ひび割れ補修・止水基礎全体の補強
強度向上△(ほぼ現状維持)◎(耐震性向上)
再発リスク別箇所に発生しやすい面で抑えるため低い
費用感数万円〜数十万円〜
工期1日程度2〜4日程度
見た目補修跡が残る塗装仕上げで綺麗

どんな家なら樹脂注入で十分と言えますか?

結論:築年数が比較的浅く、基礎内部の鉄筋が健全な住宅です。

樹脂注入が適している住宅の条件とは?

  • 築5〜15年程度
  • ひび割れが1〜2本と少ない
  • ひび割れ幅が小さい(ヘアクラック中心)
  • 鉄筋入り基礎であることが確認できる
  • 「まずは水の侵入を止めたい」という目的

このような場合は、
過剰な補強をせず、必要最小限の補修で十分と言えます。


どんな家はアラミド繊維補強を選ぶべきですか?

結論:築年数が古く、基礎の強度そのものに不安がある住宅です。

住宅基礎のコンクリート部分に発生した縦方向のひび割れと、近接する通気口まわりの劣化状況を写した基礎外周部の写真

アラミド繊維補強が必要になる代表的な症状とは?

  • 築25年以上の住宅
  • 無筋基礎の可能性がある
  • ひび割れが複数・再発している
  • 地震や大型車通行時の振動が気になる
  • 沿岸部(潮風)、交通量の多い道路(排気ガス)沿いに建つ住宅

無筋基礎の場合、
樹脂でひび割れを埋めても、次の地震で別の場所が割れるリスクが高いため、
面で支えるアラミド繊維補強が重要になります。


樹脂注入とアラミド繊維を併用する方法はありますか?

結論:最も安心感が高いのは「ハイブリッド補強」です。

ハイブリッド補強の仕組みとメリットは?

  • 内部:樹脂注入で隙間、空気を充填
  • 外部:アラミド繊維で全体を包み込む

この方法により、

  • 内部劣化の進行を止める
  • 外部からの揺れ、衝撃に強くなる
  • 長期的な住宅寿命が延びる

という両工法の長所を最大化できます。


基礎補強工法はどうやって判断すれば失敗しませんか?

結論:工法選びより先に「正確な診断」が欠かせません。

信頼できる診断で見るべきポイントとは?

  • 鉄筋の有無を根拠付きで説明しているか
  • ひび割れ幅、深さを数値で示しているか
  • 写真や図面を使って説明しているか
  • 工法の「不要な理由」も説明できるか

工事ありきで話を進める業者には注意が必要です。


よくある質問(Q&A)

Q1. 樹脂注入だけだと地震に弱いですか?

A. はい。止水・接着目的のため、耐震性向上は期待できません。

Q2. アラミド繊維補強は本当に意味がありますか?

A. 無筋基礎や劣化基礎では、耐震性向上に明確な効果があります。

Q3. 築40年でも補強すれば住み続けられますか?

A. 基礎状態次第ですが、適切な補強で十分可能なケースが多いです。

Q4. 悪徳業者を見分ける方法は?

A. 調査当日に即決を迫る、工法を一択で勧める業者は注意してください。

Q5. 調査だけでもお願いできますか?

A. 問題ありません。むしろセカンドオピニオンとして多くの方にご依頼いただいています。


まとめ|基礎補強は「工法」ではなく「診断」が全てです

基礎補強で最も大切なのは、
高い工事をすることではなく、必要な工事を正しく選ぶことです。

樹脂注入が適している家もあれば、
アラミド繊維補強が不可欠な家もあります。


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