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基礎のひび割れは放置厳禁?幅0.3mm以上が危険な理由と正しい確認法

日本の一戸建て住宅の基礎に発生した幅0.3mmのひび割れ

【この記事の要点】
基礎のひび割れは幅0.3mm以上で危険性が高まる。
横方向のひび割れは幅に関係なく危険性がある。
放置すると鉄筋腐食や爆裂現象により家の強度が低下する恐れがある。
ひび割れは名刺を使った簡易チェックで確認し、ひび割れが幅0.3mm以上の場合や横方向のひび割れは早めに専門家へ相談。


「家の基礎に、いつの間にかヒビが入っていた」
「この程度なら、特に問題はないのだろうか?」

一戸建てをお持ちの方、とくに築年数が20年以上経過している場合、『基礎コンクリートのひび割れ(クラック)』は決して珍しいものではありません。

結論からお伝えします。
👉 幅0.3mm以上のひび割れと横方向のひび割れは、放置すべきではない危険サインです。
見た目が小さくても、家の寿命や資産価値に大きく影響する可能性があります。

この記事では、基礎補強の専門家の視点から

  • なぜ「0.3mm」が危険ラインなのか
  • 放置すると何が起きるのか
  • ご自身でできる正しい確認方法

を、分かりやすく解説します。

目次

基礎のひび割れ(クラック)とは?なぜ「幅0.3mm以上」が危険なのか?

結論:基礎のひび割れは「種類」によって危険度がまったく異なります。

専門家が最も重視する判断基準は、『ひび割れの「幅」と「深さ」』です。

ヘアークラック(幅0.3mm未満)とは?

結論:経過観察で済むケースが多い軽微なひび割れです。

  • 髪の毛のように細い表面的なひび割れ
  • コンクリートの乾燥収縮が主な原因
  • すぐに家の強度へ影響する可能性は低い

ただし、本数が増える・年々広がる場合は要注意です。

構造クラック(幅0.3mm以上)とは?

結論:建物の強度低下につながる可能性が高い、危険なひび割れです。

  • 地盤沈下・地震・施工不良・水分などが原因
  • ひびが基礎内部まで到達している可能性
  • 内部鉄筋の腐食リスクが高い

特に 深さ0.5mm以上 の場合、専門家による点検が強く推奨されます。

ひび割れの種類幅の目安危険度推奨される対応
ヘアークラック0.3mm未満経過観察(年1回)
構造クラック0.3mm以上専門業者の点検

なぜ基礎のひび割れ(クラック)を放置すると危険なのか?

結論:ひび割れは「爆裂現象」への入口になるからです。

一見小さなヒビでも、内部では次のような負の連鎖が進行します。

爆裂現象とは?

爆裂現象とは、内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを内側から破壊する危険な現象です。

ひび割れから爆裂までの進行プロセス

  1. コンクリートにひび割れが発生
  2. ひび割れから雨水・湿気が侵入
  3. 内部鉄筋が腐食(サビ)
  4. 鉄筋が膨張
  5. コンクリートが剥離・破壊

この段階まで進むと、簡易補修では済まず、大掛かりな基礎補強工事が必要になります。

今すぐできる基礎のひび割れ(クラック)の正しい確認方法とは?

結論:名刺1枚で危険ラインの目安は確認できます。

名刺を使ったチェック手順

  1. 基礎の立ち上がり部分(地面から出ている部分)を見る
  2. ひび割れを見つける
  3. 名刺を差し込んでみる

👉 名刺がスッと入る場合、幅0.3mm前後の可能性が高く要注意
(名刺の厚みは約0.2〜0.3mm)

基礎コンクリートに発生した縦方向のひび割れの画像

横方向のひび割れは特に危険です

結論:横クラックは、幅に関係なく緊急性が高いと考えてください。

  • 構造的な力が加わった証拠
  • 施工不良・地盤変動の可能性
  • 基礎の耐力低下リスクが高い
基礎コンクリートに発生した横方向のひび割れを指で示している様子

見落としがちな「基礎のひび割れチェックポイント」

基礎のひび割れは、一度確認して終わりではありません。
専門家の立場から見ると、「場所」と「変化」を見ることで、より正確な判断が可能になります。

まず注目すべきなのは、ひび割れが集中している場所です。

玄関周り、建物の角(出隅)、勝手口付近は、構造的な力がかかりやすく、クラックが発生しやすいポイントです。
これらの場所に幅0.3mm以上のひび割れがある場合、局所的な問題ではなく、家全体に影響している可能性も考えられます。

次に重要なのが、『ひび割れの「変化」』です。
以前は細かったヒビが広がっている、長さが伸びている、新しいヒビが増えている場合は、基礎が今も動いているサインです。
この場合、様子見ではなく、早めの点検が結果的に補修費用を抑えることにつながります。

可能であれば、スマートフォンで写真を撮り、日付と一緒に記録しておくことをおすすめします。
1年後に見比べるだけでも、危険な進行かどうかを判断する重要な材料になります。

基礎のひび割れは「早く気づいた人ほど、家を長持ちさせられる」問題です。
不安を感じた段階で専門家に相談することは、決して大げさな判断ではありません。

プロが行う基礎補強工事とは何をするのか?

結論:建て替えずに、基礎だけを強くすることが可能です。

主な基礎補強(補修)の工法

工法対応クラック(ひび割れ)特徴
樹脂注入工法細いクラックひび割れを一体化
Uカットシール工法表層クラック再発防止に有効
アラミド繊維補強中〜重度のクラック構造耐力を大幅向上

※ 状態により、最適な工法は異なります。

基礎のひび割れでよくある質問(FAQ)

Q1. 基礎のひび割れは、どのくらいの幅から危険ですか?

A. 幅0.3mm以上のひび割れは、構造クラックの可能性があり注意が必要です。
0.3mm未満のヘアークラックは経過観察で済むこともありますが、0.3mm以上の場合は鉄筋腐食や強度低下につながる恐れがあるため、専門家の点検をおすすめします。


Q2. 基礎のひび割れを放置すると、どうなりますか?

A. 放置すると鉄筋が腐食し、「爆裂現象」により基礎の強度が大きく低下する可能性があります。
ひび割れから水分が侵入し、内部の鉄筋が錆びて膨張することで、コンクリートが剥がれ落ちる危険があります。


Q3. 自分で基礎のひび割れを確認する方法はありますか?

A. 名刺を使った簡易チェックが有効です。
ひび割れに名刺を差し込み、スムーズに入る場合は幅0.3mm前後の可能性があり、注意が必要です。
ただし正確な診断は専門家でなければできません。


Q4. 横方向のひび割れは危険ですか?

A. はい、横方向のひび割れは幅に関係なく危険性が高いとされています。
構造的な負荷や地盤変動、施工不良が原因の可能性があり、早急な点検が推奨されます。


Q5. 基礎のひび割れはDIYで補修できますか?

A. 表面補修は可能ですが、根本的な解決にはなりません。
市販の補修材では内部の鉄筋腐食や強度低下までは改善できないため、幅0.3mm以上の場合は専門業者による補修が必要です。


Q6. 点検や見積もりだけでも依頼できますか?

A. 多くの専門業者では点検・見積もりのみの依頼も可能です。
問題がないと分かるだけでも安心につながるため、不安を感じた段階で相談することをおすすめします。

まとめ:幅0.3mm以上の基礎のひび割れ(クラック)は早めの確認が重要です

  • 名刺が入るひび割れがある
  • 横方向のひび割れがある

このような場合は、早めの点検が結果的に費用も被害も最小限に抑えます。

基礎は、家とご家族を支える最も重要な部分です。
少しでも不安を感じたら、専門家へご相談ください。

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