千葉県松戸市内にある築18年の住宅にて、床下の基礎コンクリート補強工事を行った事例になります。
築年数としてはまだ20年未満ではあるものの、日々の荷重や環境によって基礎にかかる負担は蓄積されていきます。
今回の現場では、外側からは見えない床下の立ち上がり基礎に対して、構造的な耐力を高めるための補強工事を実施しました。
- 築18年の床下で、基礎コンクリートへの負担を考慮しアラミド繊維シート(25cm幅)を用いた工法を採用した
- プライマーによる下塗りから中塗り、上塗りに至るまでの各工程を丁寧に行う
- 全面一律ではなく、実際の基礎状態や床下環境に合わせた施工範囲の判断が重要となる
築18年の床下環境とアラミド繊維シートを選ぶ理由
今回の住宅は築18年を迎えており、基礎コンクリート自体の経年変化や耐震性をどのように維持していくかがポイントとなリました。
一般的に、基礎の補強方法にはいくつかの選択肢がありますが、今回はコンクリート表面に高強度の繊維を一体化させる「アラミド繊維シート工法」を選択しました。
築18年という年数を経ていますが、やみくもに全体を厚く塗るのではなく、今回の基礎のコンクリート状態や床下のスペースを考慮し、25cm幅のアラミド繊維シートが最も効果的に耐力を補える判断をして選定しています。
アラミド繊維は引張り強さに優れており、コンクリートの粘り強さを高めることができます。
ただし、ただ貼り付ければよいというわけではなく、下地との密着性を高めるための丁寧な下処理が欠かせません。
下塗りからシート貼り付け、上塗りまでの実際の施工手順
床下の限られた空間や配管周りなどの障害物がある中での作業となるため、手順を一つずつ確実に踏む必要があります。
今回の現場で進めた具体的な施工の流れを整理する。

下処理用のプライマーをコンクリート表面に浸透させ、次に行うシートの接着強度を確実に確保する土台を作ります。

保護・補強剤を塗り、25cm幅のアラミド繊維シートをコンクリート表面に丁寧に密着させ、浮きや隙間が生じないように貼り込んでいきます。

シートの上からさらに保護・補強剤を上塗りし、シート全体を完全に保護して樹脂と繊維を一体化させて強度を新築と同等かそれ以上に上げて完成。

よくある質問
まとめ:松戸市での築18年住宅基礎補強の要点
今回の千葉県松戸市における施工では、築18年の床下基礎コンクリートに対して、下塗りプライマーによる下地づくりから、25cm幅のアラミド繊維シートと保護・補強剤を用いた中塗り・上塗りを実施しました。
床下という限られた環境下であっても、基礎の状態や劣化リスクを見極め、適切な材料と手順で施工を行うことで、建物を下から支える耐力を確実に高めることができます。
自宅の基礎について「今の状態が本当に正しいのか」「他社で見てもらったが別の意見も聞いてみたい」といった疑問や不安がある場合は、第三者の客観的な診断を一度受けてみることをお勧めします。
